カシミヤのコートやニットは、触った瞬間に分かる“やわらかさ”が魅力ですよね。
一方でクリーニングに出すと、「表面が白っぽくなった」「ざらついた気がする」など、風合いの違和感が出ることがあります。
原因は、汚れそのものよりも摩擦や乾燥の強さで毛が立ってしまうことが多いです。
ここでは、毛羽立ちを増やさないために、出す前に確認する点と、お願いの伝え方を丁寧にまとめます。
特にカシミヤは繊維が細く、表面が繊細です。
そのため、強いブラッシングや摩擦の大きい工程があると、どうしても毛が立ちやすくなります。
| 確認する場所 | 見ておきたいこと | 伝えると良い一言 |
|---|---|---|
| 袖口・肘 | 擦れ・テカり・毛玉 | 「袖まわりの擦れが心配です」 |
| 脇(内側) | 汗ジミ・におい | 「汗のにおいが気になります」 |
| 襟(首まわり) | 皮脂汚れ・変色 | 「襟まわりが気になります」 |
| ポケット口 | 毛羽立ち・毛玉 | 「ポケット口の毛玉が目立ちます」 |
| 前立て・裾 | 引っかけ・ほつれ | 「糸の引っかけがあり、悪化が心配です」 |
補足:気になる箇所がある場合は、出す前にスマートフォンで1〜2枚だけ撮影しておかれると安心です。到着後の確認がスムーズになります。
カシミヤの場合、お願いの方向性は「汚れを強く落とす」よりも、風合いを優先してほしいが基本になります。
伝える文章は、次のように短くまとめていただくのがおすすめです。
すべてを書こうとすると、かえって作業側が迷うことがあります。
そのため、いちばん避けたいことを1つだけ選んでお伝えいただくと、意図が伝わりやすいです。
ティッシュ片や砂ぼこりが入ったままだと、摩擦で表面が荒れやすくなります。念のため空にしてください。
強くこすらず、手で払うか、柔らかいブラシで軽く整える程度で十分です。
こすりすぎは、出す前の段階で毛羽立ちを増やす原因になります。
例:「カシミヤのため、風合い優先で毛羽立ちが増えないようにお願いします」
この一行があるだけで、仕上げの意識が変わりやすいです。
気になっている場合は、一言添えていただくと良いです。
ただし、標準対応か追加対応かはサービスによって異なりますので、「可能な範囲で」という表現が安全です。
「汗のにおいが気になります」「保管臭が気になります」のように、においの種類を細かく説明せずとも、場所や状況が分かれば十分です。
汚れの場合もありますが、カシミヤは毛羽立ちで白っぽく見えることもあります。
気になる場合は「白っぽさが気になります」とお伝えいただくと、確認してもらいやすくなります。
カシミヤは、きれいにすることと同じくらい、触り心地を守ることが大切です。
出す前に状態を軽く確認し、備考欄に短いお願いを一行添えていただければ、毛羽立ちのリスクを減らしやすくなります。